路線価方式による宅地の評価
路線価とは、路線(道路)に面している標準的な宅地の1平方メートル当たりの価額のことで、千円単位で表示され、路線価が付された地域の宅地を評価する場合には路線価を基に次のように評価します。
・正面路線価 900千円
・側方路線価 700千円
・二方路線価 650千円
- 正面路線価の奥行価格補正
900千円(正面路線価)×奥行価格補正率=イ - 側方路線影響加算額の計算
700千円(側方路線価)×奥行価格補正率×側方路線影響加算率=ロ - 二方路線影響加算額の計算
650千円(裏面路線価)×奥行価格補正率×二方路線影響加算率=ハ - 評価対象地の1平方メートル当たりの価額
イ+ロ+ハ=ニ - 評価対象地の評価額
ニ × 面積
側方路線(又は裏面路線)に宅地の一部が接している場合の側方路線影響加算額
(又は二方路線影響加算額)は、次のように調整します。
- 側方路線影響加算額の計算
- 二方路線影響加算額の計算
- 側方路線影響加算額の計算
対象地が側方路線に接する場合であっても、現実に角地としての効用を有しない場合には、側方路線影響加算率に代えて二方路線影響加算率を適用します。
- 二方路線影響加算額の計算
※路線価方式による宅地及び宅地の上に存する権利の価額は、「土地及び土地の上に存する権利の評価明細書」を使用して評価することができます。